下痢の改善法として、真っ先に見直すべきものは食生活にあります。
現代社会において多忙な生活を繰り返していますと、いつのまにか食事の時間は短くなり、食事をしっかりと作ることからも遠ざかってしまいます。簡単に済ませてしまう惣菜や弁当の類は、添加物が入っていることも少なくなく、それらを消化させる為の能力は腸にとって負担がかかり過ぎてしまうことになります。未消化分として排泄されることによって、それが下痢という症状となって現れます。
また、深夜に及んでも食材の購入が出来る便利さは、本来あるべき食事の時間帯というものを乱し、腸の負担を増やします。便は夜、寝ている間に多く作られます。食後に休憩を加え、そのあとでおもむろに就寝に入るのが通常のパターンです。内臓を休めておく時間に、逆に食べ物を詰め込みますと、胃腸を酷使することにつながり、消化力の低下をおこします。消化力は加齢とともに落ちていく傾向にありますので、働き盛りの年齢層ほど注意が必要になります。消化力の低下は、下痢の原因の大きな要因の一つです。
忙しさは、ストレスの蓄積にもつながり、そのストレスを少しでも和らげるために、暴飲暴食という行動に出てしまうこともあります。大元の生活全般の見直しは必須です。